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インフルエンザはインフルエンザウィルスが引き起こす病気です。風邪もウィルス性の病気ですが、ライノウィルスやコロナウィルスなどで、ウィルスの種類が違います。
風邪のウィルスは比較的ゆっくり体内で増えて、あまり重症になることもありません。しかし、インフルエンザウィルスは瞬く間に体内で増えて、しかも高熱や筋肉痛などの全身症状が出やすいのが特徴です。
人の身体には、ウィルスなどの異物を排除する免疫機能があります。インフルエンザウィルスに感染すると、その免疫機能が激しく反応するために「発熱」や「咳」といった症状が短時間で起こります。
インフルエンザウィルスはクシャミや咳などの「飛沫(ひまつ)感染」や、ウィルスが付いた手指で人や食べ物に触れることによる「接触感染」で広まります。ただし、ハシカや水ぼうそうよりは感染力が弱いといわれています。
感染しやすいのは「密閉された空間(室内や車内など)」で「人と人が近寄っている」環境です。逆に屋外や広くて閑散としている場所では感染しにくいです。
また、換気が不十分な家庭や職場では、空気中のウィルス濃度が高くなるので感染しやすくなります。
冬場にインフルエンザが流行するのは、寒いからというより「寒くて換気が不十分になるから」という一面があります。夏場でも閉め切った部屋で人が集まる環境ならインフルエンザにかかる恐れは高くなります。
まずは「手洗い・うがい」です。特に冬場はウィルスを家庭内に持ち込まないように、帰宅したらすぐに手洗い・うがいを念入りに行ないましょう。特に指の股は洗い残しがちですので、手をこすり合わせるようにしっかり洗ってください。
また、うがいは口の中にいるウィルスを全部洗い流すように、まず口をゆすいでからガラガラとノドを洗うのが良いです。
次に大事なのが「湿度を保つこと」です。空気が乾燥すると鼻やのどの粘膜も乾きます。すると粘、膜の防御機能が落ちてしまってインフルエンザに感染しやすくなります。加湿器などを使って室内の湿度を50~60%に保つようにしましょう。
インフルエンザウィルスはホコリや細菌よりもはるかに小さいため、マスクにはインフルエンザウィルスを通さない効果は期待できません。
むしろ他人にセキやクシャミで飛沫感染をさせないための手段として有効です。外出する時などはマスクを付けるのがマナーです。
また、混み合う屋内や車内のように人が密集する場所では、セキやクシャミの飛沫が鼻や口に付くのを防ぐためや、のどや鼻の粘膜の湿度を保つためにマスクを付ける意味はあります。
インフルエンザにかかると「急な高熱」が起こることが多いです。普通の風邪では37度くらいから徐々に熱が上がりますが、インフルエンザではいきなり38度以上の熱が出ることも珍しくありません。
急な高熱のほか、咳・クシャミ・悪寒・筋肉痛・嘔吐(おうと)などの症状が出ることもあります。
他の人に移さないためにも、外出を控えて家でゆっくり静養してください。食欲が落ちても水分だけは欠かさず摂るようにします。症状が重いようでしたら病医院で診察を受けて下さい。
生活習慣病などの慢性疾患がある方・妊婦・乳幼児・高齢者などの重症になる恐れが高い方は、感染する前にかかりつけの医師に「感染したらどうすれば良いか?」を相談しておいてください。
した方が良いでしょう。ワクチン接種は「無毒化したインフルエンザウィルスのタンパク質」をごく微量注射することでインフルエンザウィルスの免疫を作るために行ないます。インフルエンザの免疫が出来ていれば感染しにくくなりますし、感染しても軽症で済みやすくなります。
インフルエンザウィルスは毎年のように変異しますので、去年の予防注射で出来た免疫は残念ながら今年のインフルエンザウィルスにはあまり役に立ちません。今年流行すると思われるインフルエンザウィルス用の予防注射を受けて下さい。
WHO(世界保健機構)が、その年に流行するインフルエンザウィルスの種類を予測します。その予測に基づいて日本でも春先からワクチンを用意し、秋になったら節酒を開始します。
特に重症になる恐れが高い方は予防注射を積極的に受けるようにして下さい。
感染した人とは部屋を別々にすることが重要です。同じ部屋で過ごすとどうしても他の家族にインフルエンザが移る確率が高くなります。
ただ、小さな子供のように、どうしてもそばに付き添う必要がある場合には、お互いにマスクを付けて飛沫感染を防ぎ、接触した後には手洗いや消毒を欠かさないようにしましょう。
インフルエンザには誰でもかかる可能性はあります。しかし、もともと健康な方の場合は免疫力も高いので、かかっても重症化しない可能性が高いです。
日頃からバランスの取れた食生活・十分な睡眠・適度な運動を心がけて、健康な身体づくりに励みましょう。
パニックにならないことです。インフルエンザ流行のニュースが流れると、ついつい過剰に反応しがちです。しかし、みんながパニックになったら世の中が混乱してインフルエンザどころでない悪影響を社会に与えることになります。
インフルエンザへの対処法などを良く理解しておき、流行しても慌てないようにしましょう。かかりつけの医師などに、かかった時の対処法や予防注射について相談しておけば安心です。
普通のインフルエンザ(季節性インフルエンザ)は、すでに存在しているウィルスが徐々に変化したものです。一方、新型インフルエンザは、人類が全く感染したことのないウィルスです。
普通のインフルエンザは変異しているとはいえ過去に似たようなウィルスに感染して免疫が出来ています。しかし、新型インフルエンザは未体験のウィルスですから、免疫自体が全くありません。
そのために爆発的に感染が進む「パンデミック」が恐れられています。
ただし、普通のインフルエンザでも毎年1万人近い方がなくなっています。インフルエンザは本来「新型」でなくとも気を付けたい病気なのです。
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